新しくディスクブレーキのフレームを購入してから約10カ月経過します。
構造的にリムブレーキ車とは違う部分が多く、自転車本体以外にも揃えなければならないものも結構ありました。
また、ディスクブレーキ化によりアクスルの方式やサイズが大きく異なっており、リムブレーキ車のマウント類がほぼ使えなくなりました。
今まで通りの運用を行えるように一通りの必要なものは揃えましたが、最低限よりはちょっと先の「使っていて便利だな」と思ったもの2選をレビューします。
ディスクブレーキ車に変わると いろいろ買い揃えないといけない
ディスクブレーキ車に変わると、車体以外にもいろいろと買い揃えるものが出てきます。
たとえば・・・
- メンテスタンドにフォークを固定できないのでDB車用のマウントが必要
- 車載スタンドにもフォークを固定できないのでマウントが必要
- ブレーキディスクの修正工具や専用クリーナーも必要なのか?
私のDBキャリパーは機械式なのでこの程度かなと思いましたが、油圧だとさらに必要となるものがあるのでしょう。
メンテスタンドに取り付けられないと、そもそも組立ができません。
車載スタンドも取り付けられないと困るので、それぞれの最低限のパーツを購入しました。
修正工具はディスクが変形してしまったら考えよう・・・
クリーナーもとりあえずは中性洗剤で良いみたい・・・
これでとりあえずは、DB車でも今までと同様にメンテや運搬ができるようになりました。
が、どうしてもリムブレーキの頃と比較すると、主にマウントへの着脱の手間が増えちゃってるんだよねー。
そこで、私が購入して「これは便利だ」と思ったものは以下の2選です。
良かったもの1 【DT SWISS RWS フロント用 クイックリリース】
RWSというのは、Ratchet Wheel mounting System(ラチェット・ホイールマウンティング・システム)の略
通常ディスクブレーキ車の車軸は「スルーアクスル」と呼ばれるシャフトをフォークにねじ込んで締結しています。
クイックリリースと比較してガッチリと固定されて、フロント周りの剛性アップにも寄与しています。
が、いちいち着脱が面倒くさい!!
私は主に乗る場所が家から離れているため、頻繁に車載して移動しています。
例えばライドして、家に戻る場合
- スルーアクスルを六角で緩め、抜き取ってタイヤを外す
- 車載マウントに搭載してスルーアクスルを六角で締める
- 家に着いたら車載マウントから六角で緩めてスルーを抜き取る
- メンテスタンドに乗せてスルーを六角で締める
といった工程が必要になります。
メンドクサイ
六角レンチがあちこちで必要になるんですよね・・・
あちこちに置いておくのか・・・ あちこちに持ち歩くのか・・・
そこで、この手間を少しでも減らすべく【DT SWISS RWS フロント用 クイックリリース】を購入。
【DT SWISS RWS フロント用 クイックリリース】はスルーアクスルに置き換えられるクイックリリースです。
商品名は「クイックリリース」だけど、方式的には「スキュワー」になるのかな?
形状を見てのとおり、工具不要で手で締め付けることができるようになります。
くるくると回していって、最後にギュッと締め付けます。
レバーが変な方向で決まってしまった場合には、レバー部分を引き上げて任意の方向に回すことができます。
これで車輪の着脱に六角レンチが不要となります。
頻繁に車輪を外す必要がある人には、かなりの手間の削減となります。
デメリットとしては・・・
・手で締め付けるのでトルク管理はできない
感覚での締め付けになっちゃいます。
・レバーが付くので見た目がちょっとスマートじゃなくなる
見た目は重視するんだけど、今回は便利さが勝りました。
・値段はちょっと高い・・・
アマゾン ⇒ https://amzn.to/47fUArX
良かったもの2 【ミノウラ RS-1700/1800対応 すばやく固定するTAマウント】
【DT SWISS RWS フロント用 クイックリリース】により六角レンチは不要となりました。
が、前輪の軸を外す回数は変わってない・・・
工具は不要になったけど、まだメンドクサイ・・・
そこで次に買ったのは【ミノウラ RS-1700/1800対応 すばやく固定するTAマウント】 ←名前が長い
メンテスタンド取付時に、スルーアクスルやクイックリリースのシャフトを抜き取ることなく固定することができます。
マウントにアクスルをくわえ込ませて、ツマミネジを締め込んでいきます。
ツマミネジの先についているクサビ形の樹脂がアクスルを押さえつけて固定する仕組み。
製品名のとおり、メンテスタンド RS-1800 にはボルトオンで取付可能となります。
メンテスタンドのアーム先端の樹脂キャップを外して、ナットをアームの溝に差し込むだけです。
専用品なだけあって、フレームを固定したときの安定感も申し分なしです。
これは優れものなのです。
本来はメンテスタンド用なのですが、あまりにも便利だったので車載マウント用にも購入して無理やり取り付けました。
これによって
- クイックリリースを緩め、抜き取ってタイヤを外したら再びねじ込んでおく
- 車載マウントに取り付けた【すばやく固定するTAマウント】にくわえ込ませる
- 家に着いたら車載マウントから外して、メンテスタンドの【すばやく固定するTAマウント】にくわえ込ませる
という工程に減らすことができました。
【すばやく固定するTAマウント】にはツマミネジを手でねじ込むだけなので工具不要で簡単です。
シャフトの保持力も問題なしです。
基本的にタイヤを着脱するとき以外はクイックリリースを触らなくてよくなったので、往復の 現地→家→現地 と考えると工程は激減しています。
家に帰ってからフロントタイヤを取り付けることはあまり無いので。
フォークのネジ山へのダメージもだいぶ減るのではないでしょうか。
もう一回書いちゃうけど 「優れもの」 です。
デメリットとしては・・・
・機能的には文句無いんだけど、着脱時にマウントとブレーキキャリパーが当たりやすくて、ブレーキキャリパーにキズが付きやすくなりそう
くらいですかね。
・まあ あと値段はちょっと高い・・・
アマゾン ⇒ https://amzn.to/4giSmMp
まとめ
ディスクブレーキ車用として買ってよかったと思うもの2選として
【DT SWISS RWS フロント用 クイックリリース】
【ミノウラ RS-1700/1800対応 すばやく固定するTAマウント】
をレビューしました。
私的にはどちらも「DB車となってから、すぐに買ってよかった!」と思えるほどの便利グッズです。
【DT SWISS RWS フロント用 クイックリリース】
アマゾン
楽天
【ミノウラ RS-1700/1800対応 すばやく固定するTAマウント】
アマゾン
楽天
最後までご覧いただき、ありがとうございました。