スキーと同じように自転車にもシューズとペダルを固定するビンディングがあります。
「ペダリングの軌道が一定になる」とか「引き足が使える」とかいろいろなメリットがあります。
その反面、しっかりセッティングが出ていないと足首・ひざ・腰などに痛みが出てしまう場合があります。
特にひざに優しいといわれているタイム のビンディングペダル【XPRESSO 4】を紹介します。
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タイム のビンディングペダルとは
ビンディングペダルといえばシマノが一般的です。ふつうはシマノを買っておけば間違いないでしょう。私もシマノを使っていました。
しかし、ひざに痛みが出てしまったことをきっかけに、タイムのペダルにたどり着きました。
ちなみに私は学生の頃のケガが原因で、ひざに爆弾を抱えています。
「ビンディングペダルなんて見た目が違うだけでどれも同じなんじゃないの?」と思っていましたが全然違いました。
ビンディングペダルは「タイムかタイム以外」という言葉があるくらいです。
フローティング機構という独特の動きで、力を逃さずにひざへの負担を無くします。
もしもタイムがペダル生産から撤退するのであれば、今すぐ買い貯めておくくらい手放せないものとなっています。
楽天にて9522円で購入しました。
タイム XPRESSO 4 詳細写真
クランクには8mmの六角レンチで取付
ペダルレンチ用の15mm溝はありません
マイナス頭のネジで、板バネの強さを調整できます
タイム XPRESSO 4 のメリット 4つ
可動域が大きい ひざに優しい
ペダルにシューズをはめた状態で、足の可動域がかなり広いです
シマノはつま先支点で動きますが、タイムはクリートの中心あたりを支点で動くような感覚です。
動く範囲もタイムのほうがかなり大きいです。
タイムに変えてからは、ひざの痛みは一度も出ていません。
ポジション決めがシビアでない
足の可動域が大きいことで、クリート角度のセッティングがそんなにシビアではありません。
厳密には、ずれていてもペダルに吸収されているようです。
以前のひざの痛みも、クリート角度のセッティングが原因だったのでしょう。
そもそもペダリング中に足の角度が常に一定とも思えませんが・・・
また、可動域は大きいのですが、常にシューズにはセンターに戻す力がかかっているので、力が逃げている感じはありません。
重量が軽い
重量は片側 118gです
ちなみに「デュラエースペダル PD-R9100」は公称114gです
右の写真は前に使っていた、「シマノ PD-R550」
ステップイン ステップアウトが軽い
感覚的な表現になりますが、シマノのかかとをグっと押し込む感じに対して、タイムは足をおろすと迎えに来てくれるような感じです。
ステップアウト時も軽いですが、通常時に外れてしまいやすいといったことはないし、不安感もありません。
タイム XPRESSO 4 のデメリット 2つ
クリートキャッチ時 いつも下を向く
「運」ではないと思います。80%くらいペダルが下向きになります。重量バランスなのでしょうか?
珍しく表向きになっていると、クセでくるっと半回転させてしまいます。
クリートがすり減りやすい シマノより高い そもそも売っていない
シマノのクリートは色が付いた後ろの部分がすり減りますが、ここが減ってもビンディングとしての影響はあまりありません。
しかし、タイムのクリートはつま先付近が削れてきます。
ここが薄くなってくるとキャッチしにくくなったり、キャッチ後にガタが出たりしてきます。
シマノのクリートと比較しても、寿命は短いかなと感じます。
クリートの価格も、シマノのクリートは1,700円くらいですが、タイムのクリートは3,000円以上します。
また、シマノはどこでも見かけますが、タイムはまず実店舗では売っていません。購入は通販メインです。
まとめ
独自のフローティング機構により、ひざに優しいタイムのXPRESSO 4ペダルを紹介しました。
私はひざに問題があるので、これからもタイム一択でしょう。
ひざへの優しさはダントツでおすすめできます。
足腰の痛みや違和感に悩んでいる方には、ぜひ試してみていただきたいです。
・ポジション決めがシビアでない
・重量が軽い
・ステップイン ステップアウトが軽い
・クリートがすり減りやすい シマノより高い そもそも売っていない