ロードバイクのタイヤを交換しました。
チューブレスレディのホイール/タイヤを使用していますが、自分ルールでは「2回シーラントが噴き出したら交換」としていました。
しかし今回のタイヤは前後ともにまだ一度もシーラントが噴き出していません。
ありがたいことなんですけど・・・
おかげで距離が延びてしまい、フロント5,784km、リア4,008kmとなってしまいました。
パンクしていないとはいえ、そろそろ交換しないとマズいでしょう。
フロントは前回交換から1年以上経過しています。
「タイヤは早めの交換をした方が良い」ということはわかっているのですが、パンクしてないのに・・・という気持ちもあります。
外した使用済みタイヤと新品タイヤを比較して、どのくらい摩耗しているのが、重量に変化があるのかを測定してみます。
比較に使用するタイヤは以下となります
・使用済み フロント イクシオンプロUST (無印) 5,784km走行
・使用済み リア イクシオンプロUST 2 4,008km走行
・新品 イクシオンプロUST 2
[toc]
タイヤ表面の状態
使用済み フロント
表面は丸く削れている感じでざらざらしています。
走行距離はリアよりも多いのですが、リアよりも摩耗は少ない感じです。
使用済み リア
しっかりと台形に削れています。
いつもリアタイヤはこういう形に削れています。
河川敷でまっすぐしか走らないからでしょう・・・
新品
新品はこんな感じです。
タイヤ重量比較
使用済みタイヤ 2本、新品タイヤ 3本、+おまけで次に装着予定の「ミシュラン パワーロードTLR」も計測しました。
結果は以下のとおりです。
状態 | 位置 | 名称 | 重量 |
使用済み | フロント | イクシオンプロUST | 259g |
使用済み | リア | イクシオンプロUST2 | 264g |
新品 1 | - | イクシオンプロUST2 | 268g |
新品 2 | - | イクシオンプロUST2 | 291g |
新品 3 | - | イクシオンプロUST2 | 286g |
あれ、新品の重さが結構バラついてる・・・
購入したロットで重さも違うようです。
「使用済み フロント」は1種類だけ違うタイヤです。
「使用済み リア」と「新品 1」は一緒に購入したので、おそらく同じロット。
「新品 2」と「新品 3」も一緒に購入です。
また、使用済みの2本は綺麗に洗って良く乾かしましたが、取り切れないシーラントカスが結構残っています。
これが重量に影響してしまっています。
ちょっと微妙な結果になってしまいました。
タイヤ厚さ比較
次に、タイヤ中心部の厚さを計測して、どのくらい摩耗しているのかを見ていきます。
計測には「マイクロメーター」という1/100mmまで計測できるガチめな測定器を、会社から パクッて お借りしてきました。
測定器でタイヤを挟むようにして、中心部分の厚さを計測します。
タイヤの90°ずつ4か所を計測して、平均の値を算出します。
結果は以下のとおり。
状態 | 位置 | 名称 | 計測1 | 計測2 | 計測3 | 計測4 | 平均(mm) |
使用済み | フロント | イクシオンプロUST | 2.97 | 2.98 | 3.11 | 2.51 | 2.89 |
使用済み | リア | イクシオンプロUST2 | 2.92 | 2.97 | 2.63 | 2.51 | 2.76 |
新品 1 | - | イクシオンプロUST2 | 3.28 | 3.28 | 3.35 | 3.52 | 3.36 |
新品 2 | - | イクシオンプロUST2 | 3.49 | 3.48 | 3.54 | 3.37 | 3.47 |
新品 3 | - | イクシオンプロUST2 | 3.41 | 3.43 | 3.69 | 3.67 | 3.55 |
おそらく同じロットである「使用済み リア」と「新品 1」を比較すると、その差は 0.6mm です。
2~3mmくらい摩耗しているのかとイメージしていましたが、そんなではないのですね。
そもそも、新品時の厚さが約3.5mmしかありませんでした。
マビックのイクシオンプロUST2で約4,000km走行して、タイヤは0.6mm摩耗した ということになります。
実験としては再びこの「使用済みタイヤ」を装着して、すり減って走れなくなる距離は何kmなのか? まで調べたいところですが、・・・私がやるのはイヤです。
次のタイヤのミシュランを取り付けました。
ついでに計測した「ミシュラン パワーロードTLR」の結果です。
状態 | 位置 | 名称 | 計測1 | 計測2 | 計測3 | 計測4 | 平均(mm) |
新品 | - | POWER ROAD TLR | 2.89 | 2.86 | 2.92 | 3.11 | 2.95 |
まとめ
「使用済みタイヤ」と「新品タイヤ」を比較して、走行後の重量とタイヤ中央部の厚さを計測しました。
重量は新品の同銘柄でも結構バラついていて、あまり参考にはなりませんでした・・・
タイヤの厚さ計測でつじつまが合いそうな比較結果は マビックの「イクシオンプロUST2」で約4,000km走行して、タイヤは0.6mm摩耗した でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。