今度のタイヤは 「iRC FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」 です。
前タイヤの「ミシュラン パワーロード TLR」は、デザインもグリップも乗り心地も気に入っていたのですが、3000km弱でサイドにヒビが入り交換となってしまいました。
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「iRC FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」は耐久性に全振りしたモデルです。
今度はもう少し長持ちしてくれるといいんだけど。
「FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」というタイヤと、タイヤを交換して気付いた点を紹介します。
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iRC FORMULA PRO TUBELESS X-Guard とは
「FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」とは日本のタイヤメーカー「iRC」 井上ゴム工業株式会社 のハイエンドタイヤ3兄弟のうちの1つです。
- FORMULA PRO TUBELESS RBCC は 「グリップ性能を重視する方」 向け
- FORMULA PRO TUBELESS X-Guard は 「耐パンク性を重視する方」 向け
- FORMULA PRO TUBELESS READY S-LIGHT は 「軽さを重視する方」 向け
となっています。
「iRC」というメーカーへのイメージは「チューブレスタイヤのパイオニア」
まだチューブレスタイヤが一般的ではない頃から開発・販売を進めており、「すごいノウハウが蓄積されているんじゃないの?」と思っています。
日本のメーカー・メイドインジャパン ということもあり、iRCのタイヤを一度使ってみたいなと思っていました。
私は「グリップ」も「軽さ」も重視していないので、「耐パンク性を重視する方」向けである「FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」を購入しました。
パンクすることなく長持ちしてくれると嬉しいんだけど・・・
値段が安かったことも大きな購入動機です。
楽天にて、2本セット 11,000円 で購入しました。
チューブレスタイヤとしては結構安いですよねー。
タイヤ表面のパターンはこんな感じ。
縦溝に細かいギザギザです。
今まで表面がツルンとしたタイヤばかりだったので、グリップ感やロードノイズに差があるのでしょうか?
とりあえずの感想は、家の中に持ち込むのでタイヤを拭くときにギザギザに引っかかって拭きにくいです・・・
FORMULA PRO TUBELESS X-Guard に交換して気付いた点
まだそんなに走っていないので「レビュー」というほどでは無いのですが、「FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」へとタイヤ交換して気付いた点です。
タイヤ装着がツライ
タイヤはまらないんですけど・・・
固いです。 私はミシュランも手こずりましたが、更に固いです。
絶対に手では、はまりそうもありません。
早い段階からタイヤレバーを使用して上げていきましたが、それでも「無理なんじゃないか」と思うくらい手こずりました。
iRCのチューブレスタイヤ専用のタイヤレバーです。
とてもそれどころではなかったので、タイヤをはめている途中の写真はありません・・・
はまるにははまりましたが、タイヤレバーを多用したせいでリムのエッジ部分の塗装が剥がれてしまいました。
外でパンクしたら、外して修理とか、中にチューブを入れるとか絶対に無理です。 シーラントで止まらなかったらOUT。
「手で着脱できるマビックのイクシオンって実はスゴイタイヤなんじゃないか」とタイヤをはめながら思いました。
私のホイール「キシリウム プロ UST」とはあまり相性が良くないという事でしょうかね。
TLだけどシーラントは入れた
「FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」は「チューブレス」です。
「チューブレスレディ」ではなく「チューブレス」。 タイヤの中に入れるシーラント剤が不要なことになっています。
本当にシーラント無しでも大丈夫なのか、シーラント有り/無しでどのくらい差があるのか実験してみようと楽しみにしていました。
が、組み上げて空気を入れると「プシュー」・・・
ビードは上がっているのにタイヤとリムのすき間から空気が漏れています。 手をかざすとわかるくらい。
組み方が悪いのかもですが、前後とも同じ症状です。 空気圧を上げると「プシュー」
とても「チューブレス」の実験どころじゃないので、シーラントを規定量入れて、念入りに側面に回り込むようにホイールをグルグル回しておきました。
シーラントでエア漏れは止まったけど・・・
これも「キシリウム プロ UST」とはあまり相性が良くないという事でしょうかね・・・
タイヤ径が小さい?
今までのタイヤと比較して、タイヤ径が明らかに小さいです。
上の写真がiRC、下がミシュランですが、フレームとリアタイヤとのクリアランスにだいぶ差があります。
ぱっと見でわかるくらいに違いがあります。
今までは空気を抜かないとリアタイヤを外せなかったのですが、iRCはそのまま外すことができます。
ミシュランは外しちゃったのでもうサイズを測れないし、正確に測る測定器も持っていないので測りませんが、むしろiRCのサイズが正解なんじゃないかなという気がしています。
空気抜かないとタイヤを外せないっておかしいですよね。
ビットリアもマビックもミシュランも外せなかったけどね。
タイヤ幅も狭い?
「FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」はタイヤの幅も今までのタイヤより狭いです。
どのくらいかというとブレーキのクイックを開かなくても余裕で外せてしまうくらい。
「23C買っちゃったか?」とも思いましたが、表記は間違いなく25Cでした。
ノギスで実測してみると約23.7mm
25Cよりも23Cに近い数値ですな。
まあ、タイヤの幅に特にコダワリも無いんだけど、乗り心地に影響があったりするのでしょうか。
今のところ乗り心地に関してはそんなに悪い印象は無く、「ミシュラン パワーロード TLR」よりは悪いけど、「マビック イクシオンプロ」よりは良い といった感じです。
まだ走行200kmでタイヤがえぐれる
まだ200kmしか走っていないのに、問題発生です。
タイヤがえぐれて、派手に貫通はしていないものの穴が開いてしまいました。
なんか踏んだかなー? 新品時には無かったキズです。
「FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」はパンク耐性を期待して買ったんだけど、こういうキズはダメなんですかねー。
それとも、これだけえぐれてしまっているのにパンクが止まっているところが優れている点なのか?
穴はシーラントで塞がっているようです。
マビックのタイヤなら外してパッチで修理するところですが、このタイヤはもう外せる気がしません。
再びはめるのもイヤです。 ホイールと手が壊れちゃうよ・・・
しかし、穴が開いたままはマズいので表面から応急処置を試みます。
傷口に「セメダインの超多用途」をブチュッと塗りつけます。
少し空気圧を落としてマスキングテープを巻き、2日くらい放置します。
こんな感じ。
ささくれもくっつき、穴も塞がっているようです。
ただ、やはりポコっと盛り上がってしまってはいます。
これでちょっと様子見です。
なんとも幸先の悪いスタートとなってしまいました。
まとめ
「FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」の紹介でした。
タイヤがはめにくかったり、いきなり穴が開いてしまったりとネガティブな印象のスタートとなってしまいましたが、「これで耐久性がずば抜けていたらすごいんじゃない」とも思っています。
まだ500kmくらいしか乗っていませんが、乗り心地・グリップ・ロードノイズは私の基準では良好です。
また、次のタイヤに交換した時にレビューを書こうと思いますが、超長持ちすることに期待です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。