KCNCのビッグプーリー【ビッグ ジョッキーホイール システム 9100】を購入しました。
購入した商品はこれです ⇓
現在使用しているアルテグラのリアディレイラー「RD-R8050」からノーマルのケージを取り外して、新たに購入したケージに交換します。
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RD-R8050からケージ取り外し
RD-R8050
現在使用しているアルテグラのリアディレイラーです。
交換作業がしやすいように、ケージが一番開いた状態(ロー側)に変速させます。
DI2なので、変速させた状態でコネクターを抜いても変速位置を保持します。
ワイヤー式の場合は、いらないワイヤーを利用して一番引いた状態を保持すると良いです。
リアディレイラーをフレームから外さなくても作業はできそうですが、圧倒的に作業性が悪いので外しての作業をおすすめします。
ついでに軽く清掃します。
T10トルクス工具を用意
この作業で唯一はずすネジが、このT10トルクス頭のネジです。
私はこのためだけに「KTC製のT10トルクスのビット」を購入しました。
特に固く締まっているネジという訳でもないのですが、サイズが小さいだけに工具の掛かりが非常に浅いです。
工具はL字レンチでもドライバー型でも良いと思いますが、精度の高い工具を使用しましょう。
KTC、TONE、VESSELのような工具メーカー製品がおすすめです。
大した金額ではないので、トラブった時の被害を考えて工具には少しお金をかけた方が良いと考えています。
固定ねじを外しケージをずらす
では作業はかかります。
先程紹介した工具を使用して、T10トルクス頭の固定ネジを取り外します。
このネジでケージを動かすシャフトの溝をひっかけて固定しています。
工具の掛かりが浅いので、垂直に当てて力を入れて回しましたが、あっけなく緩みました。
でもここが破損すると面倒くさいことななるので慎重に・・・
この固定ネジ1本で止まっているので、ネジを外したらケージをずらしながら外していきます。
スプリングのテンションが掛かっているので、ストッパーピンが本体から外れたところでぐりっと回して、テンションを抜いてから外します。
ケージ取り外し
RD-R8050のケージを外した状態です。
樹脂製のカバー部品が本体側に残っていたので取り外します。
この部品は移植後も使用します。
そんなに汚れてなく、グリスも「プレミアムグリス色」のままでした。
ビッグ ジョッキーホイール システム 9100 取り付け
スプリングの移植
RD-R8050のケージからスプリングを外して移植します。
穴にひっかけて止まっているだけなのですが、手では外れなかったのでマイナスドライバーでこじって外します。
【ビッグ ジョッキーホイール システム 9100】のシャフト部分に外したスプリングを取り付けます。
シャフト部は取り付け前にグリスアップします。
スプリング取付位置
シャフトの周りにいくつか開いている穴にスプリングをひっかけて取り付けます。
穴の位置によってケージのテンションが調整可能です。
初めにRD-R8050のケージと同じような位置にある赤丸の穴に取り付けましたが、どうもテンションが強すぎる感じだったので一つ弱めて青丸の穴にしています。
ケージ部分差し込み
新しいケージをRD本体に取り付けます。
スプリング部に、取り外した樹脂製のカバー部品を通しておきます。裏表があるので注意
「樹脂製のカバー部品の突起」と「スプリングの突起」を「RD本体の溝」に合わせて押し込みます。
「スプリングの突起」が入ったら、「樹脂製のカバー部品の突起」を「RD本体の溝」にピッタリ合わせて取り付けます。
銀色のストッパーピンがRD本体に差し掛かるくらいで一旦止めます。
ケージ部をねじる
ケージにスプリングのテンションが掛かるようにねじります。
写真のようにRD本体にある「ストッパーピンが収まる場所」までねじります。
押さえて固定ネジ取付
ケージとRD本体の間にスキマがないように押さえて、T10トルクス頭の固定ネジを取り付けます。
頭がなめないように慎重に。
シマノのマニュアルによると、締め付けトルクは 1N・m です。
完成写真
これで【ビッグ ジョッキーホイール システム 9100】のRDへの取り付けは完成です。
特に難しいところがある作業ではありませんが、ここがゆるんだり外れたりすると大変なことになるので、きっちりと組付けます。
次回はフレームに取り付けて、チェーンを通していきます。
ビッグプーリー関連記事はこちら ⇓
https://diy-roadbike.com/category/ospw/
最後までご覧いただき、ありがとうございました。