GOTAL-TOKYOさんより発売されているチェーンルブ【4663-LUB】のレビューです。
ちょっとお高いですが、チェーンルブとしての性能は大満足です。
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GOTAL-TOKYO【4663-LUB】とは
【チェーンディグリーザーの素】の GOTAL-TOKYO さんより発売されているチェーンルブです。
詳細はコチラ⇒ https://gotal.tokyo/4663-LUB.html
商品の特徴としては
・エステル配合で高い潤滑性
・IF-WS2で高い極圧性能
・強い極性で飛沫を抑えながら潤滑
・足に優しいクッション性能
・300kmまで高い潤滑を維持
・高い水置換性と潤滑性の両立
となりますが、言葉で表すとちょっと難しい感じ・・・
実際に使用してみて感じた良いと思った点とイマイチと思った点を紹介します。
GOTAL-TOKYO【チェーンディグリーザーの素】で脱脂・洗浄
メリット・デメリットの前に、【チェーンディグリーザーの素】もちょっと紹介。
アルカリの粉末をお湯に溶かして使用する、チェーンディグリーザーです。
溶かした液体を容器に入れチェーンをシャカシャカして洗うのですが、本当によく落ちる。
まあ「チェーンクリーナー」的な名前のつくもので洗えば外側はたいていピカピカになるのですが、【チェーンディグリーザーの素】のスゴイところはリンクの間の汚れがゴッソリ落ちるところだと思っています。
以前はフィルタークリーナーに浸してブラシでこすって洗浄していましたが、これだとリンク間の汚れはほとんど落ちないんですよねー。
超音波洗浄器とかですすぐといつまでたっても黒い汚れがリンクの間からにじみ出してきます。
でも【チェーンディグリーザーの素】は、浸透して内部の汚れを溶かしてしまう感じなんでしょう。
同じくすすいでみると、外側はもちろんリンクの間もきれいになっているようです。
オススメです。
その代わり、完全に脱脂してしまうのでリンクの間にしっかり注油するのが難しくなってしまったりします。
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【4663-LUB】の良い点
では、使用して感じたメリットデメリットです。
良いと思った点から。
洗浄後のチェーンへの浸透力がスゴイ
前述の【チェーンディグリーザーの素】でチェーンを洗った後は、すぐにリンク間にルブを浸透させることがなかなか困難でした。
前までは【Muc-Off C3 ceramic lube】を使っていましたが、チェーン洗浄後の注油3回目くらいまではルブが回りきらず、チェーンからシャリシャリ音が聞こえていました。
せっかくチェーンをピカピカにしたのに、走っていてちょっとストレスです・・・
が、【4663-LUB】は洗浄後一発目の注油から大丈夫そうです。 シャリシャリ音は無し。
だいぶサラサラな感じのルブなので浸透力が高いのでしょう。
チェーンピカピカで無音なのは走っていて気持ちが良いです。
個人的にはここが一番のポイントです。
ドライタイプなのに潤滑持続力が高い
私は「だいたい200kmくらい走ったらチェーンに注油とタイヤに空気を入れる」みたいなサイクルでメンテしているのですが、200kmであれば全くオイル切れ感はありません。
結構サラサラなルブなのに潤滑持続力が高いと感じます。
一般的に サラサラだと汚れにくく潤滑持続力が低い、ネットリしていると持続力は高いけど汚れやすい なのですが、【4663-LUB】は両者の良いとこ取りな感じです。
チェーンやプーリーにカスが溜まりにくい
↑ 【C3 ceramic lube】を使用
↑ 【4663-LUB】を使用
上の項目と関連してますが、サラサラなので汚れが溜まりにくいです。
以前使っていた【Muc-Off C3 ceramic lube】の潤滑性は気に入っていましたが、粘度が少し高いので「ルブう〇こ」と呼ばれるカスがプーリーやチェーンリングにこびり付いてしまっていました。
見た目も良くないし、かなりの抵抗にもなっていたはず・・・
【4663-LUB】では、汚れなくはないけどカスは付着しないし、少し汚れてからクランクを手で回した感じが明らかに軽くなっています。
【4663-LUB】のイマイチな点
ちょっと値段が高い
性能的には満足なんだけど、一番は値段ですかねー。 ちょっと高い・・・
アマゾンでの値段を容量単価で比較してみると
【4663-LUB】 30ml 1500円 1mlあたり 50円
【C3 ceramic lube】 120ml 4637円 1mlあたり 39円
【FINISH LINE DRY】 120ml 1750円 1mlあたり 15円
ちなみに【C3 ceramic lube】はWiggleだと2200円 輸入品だからね・・・
写真は1.8mm針
ちょっと高めなのは承知して使っているからいいんだけど、それでも無駄は極力なくしたい ということで私はボトルを詰め替えて使っています。
【4663-LUB】もかなり口の細い容器にはなっているんだけど、AZの【狭所用オイラー】に詰め替えてリンクが接触している内外4か所ずつにピンポイントで注油しています。
どうせ付けすぎたルブは拭き取っちゃうので、かなり無駄を節約できます。
ちなみに先端の針の太さは0.9mmと1.8mmの2種類があります。 (今は1.8mmタイプは販売していないかもしれません)
0.9mmは容器を結構強めに押さないとルブが出てこないくらいの細さ。
手が疲れますが、より節約できます。
1.8mmは容器を下に向けると体温で容器内の空気が温められて自然とルブが出てくる感じです。
注油は容易ですが、出過ぎてしまうこともあります。
ちょっと黒くなる
【4663-LUB】はガッツリと黒色のルブです。 写真左は【C3 ceramic lube】 右が【4663-LUB】
なので、チェーンやスプロケは若干は黒くなります。
写真左は洗浄して注油した直後、右は約400km走行後です。
走行後にチェーン乾拭きはしています。
でも、サラサラなのと注油量が少なめで済むこともあって真っ黒になってしまう訳でもありません。
スプロケは若干黒くなっていますが、チェーンは私的には ほぼ気にならない感じです。
ちょっとニオイあり
これは、強いて挙げるとすれば といったレベルなのですが、ニオイを直接嗅ぐとちょっと石油っぽいニオイがします。
チェーンに注油していて感じるような強さではありません。
室内で作業していますが、家族から文句を言われたこともありません。
強いて挙げるなら ですけどね。
ちなみに【C3 ceramic lube】は良いニオイがします。 なにか添加してあるのでしょう。
まとめ
GOTAL-TOKYOさんより発売されているチェーンルブ【4663-LUB】のレビューでした。
ちょっと高いですが、個人的にはお気に入りです。
特に、しっかりとチェーンを洗った後の浸透力の高さは他に替えが効かないかな と感じているのでしばらく使ってみるつもりです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。