3か月弱、982km走行で4回もシーラントが吹き出すって、そんなことある?
年末に交換したチューブレスタイヤ「iRC FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」ですが、3月末で早くも終了となってしまいました。
3か月経たない間に4回もシーラントまみれに・・・
さすがに「もう使ってられるかっ」となりました。
残念ながら想定外の速さで交換となってしまった「iRC FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」のレビュー? となります。
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iRC FORMULA PRO TUBELESS X-Guard 982kmで終了
もう1回書くけど、1,000km弱で4回もシーラントが吹き出すことなんてある?
クリンチャーなら4回パンクですよ・・・
しかも、1回目と2回目と3・4回目は別の箇所に穴が開きました。 そんなに穴開くかい?
こんなに弱いとは・・・ ちょっとニセモノを疑うレベルです。
「たまたま鋭利なものを続けて踏んだんじゃないの?」と思うかもですが、4年間江戸川CRを走っていて何かを踏んでのパンクやシーラント吹き出しは一度もありません。
確率的にも、急に4回連続は無いかなと思います。
表面のコンパウンドが柔らかいのでしょうか?
何度も穴が開いてシーラントが吹き出しても、塞がって戻ってこれるところが高耐久なのでしょうか? それはイヤだ
耐久性に期待して購入した「iRC FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」だったのですが、とんだ結果となってしまいました。
982kmで4回シーラント吹き出す
1回目 約200km
1回目は200kmくらいで早々に表面がえぐれました。
詳細については以前の記事に書いたので、ここでは割愛します。
2回目 652km
2回目の吹き出しは、650km経過くらい。
シーラントの吹き出しは、ライドより戻ってから判明しました。
1回目の穴とは違う箇所からの吹き出しです。
比較的すぐに塞がったらしく走行中には気づきませんでした。 鈍感なのか?
その後、同じ箇所からの吹き出しは無かったので、「シーラントで塞がったんだな」と判断してそのまま使い続けていました。
3回目 976km
3回目はかなり派手に吹き出しました・・・ シャアザクも汚れちゃったよ・・・
朝のライド中に突然「鳥のさえずり」のような甲高い音が聞こえました。
サドルの裏にもブレーキの中にもシーラントが入り込んでいます。
幸い、今回の穴もすぐに塞がり、空気を足すことも無く戻ってこれました。
派手な被害の割に空気圧の減少は少なく、6.0 Bar⇒5.5 Bar のみです。
とりあえず手が届く範囲のシーラントを拭き取り、空気を補充します。
ライド中に「シーラントまみれの車体」を見たときには、「もう交換だ!!」と思っていましたが、穴も塞がったようだし空気もそんなに抜けていなかったので、「ちょっともったいない」という気持ちが出てきました。
「塞がったならいいか まだ1,000kmも走ってないし、週末にシーラントを補充しよう」と・・・
間違った判断だったんですけどね・・・
今回の犯人はココ
1回目・2回目とは違う箇所に、穴が開いています。
4回目 982km
その日の昼にふたたび走りに行きます。
が、穴塞がってなかったよー・・・
3km走ったくらいから、シーラントが吹き出し始めます。
「シュッ シュッ シュッ」と蒸気機関車のような音が出てます。
今回はすぐには塞がらず、吹き出したり、一時塞がったりの繰り返しです。
シーラント吹き出しに気づいて来た道を戻る3kmの間、ずっとそんな調子でした。
この日は暖かくて天気も良く、多くのローディーさんとすれ違いますが、私からは「シュッ シュッ シュッ」と音が・・・
これがトドメとなり「こんなタイヤ使ってられるかっ! 絶対交換するっ!!」となりました。
戻って確認すると、空気圧は 6.0 Bar⇒4.4 Bar に減少。 まあまあ減ってます。
さきほど拭いたばかりなのに、またシーラントまみれです。
ホイールのリムもブレーキ時に回り込んでしまったらしく真っ黒。
リアブレーキはバラしてメンテしないとキレイにならなさそうです。
チューブレス+シーラントは自走で戻れることが多いんだけど、その代償にベトベトになっちゃうんですよねー。
Mavic Yksion Pro UST2 に戻す
次の週末、フレームを掃除して、ホイールのリムを磨いてからタイヤ交換です。
ストックがあった「Mavic Yksion Pro UST2」を取り付けます。
何種類か他のタイヤを試してみていましたが、やはりMavicがいい!
簡単とは言わないけど手だけではめられるし、ビードもフロアポンプで1発で上がる。
組み上げた後に、派手に空気が漏れるようなことも無し。
他のタイヤを試してみて、「容易に装着できる」ということは非常に大きな性能の1つだと実感しました。
はめにくいタイヤは再び外す気も起きないので、パッチ修理もできないし、ライド中にシーラントで止まらないパンクが起きたらお手上げです。
「Mavic Yksion Pro UST2」は、「最悪、外で何か起きたら、タイヤを外してチューブを入れてもいいかな」くらいには思えます。
ちょっと値段が高いんだけど、しばらくは「Mavic Yksion Pro UST2」を使おうと思っています。
まとめ
耐久性に期待して購入したチューブレスタイヤ「iRC FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」は、度重なるシーラント吹き出しにより、982kmで交換となりました。
フロントタイヤは全くの無傷なので、リアはハズレを引いたのかもしれません。
それはそれでハズレが混入していることになるけど・・・
さすがにもったいないので、前後銘柄違いになっちゃうけどフロントタイヤはこのまましばらく使い続けます。
フロントがすごく長持ちしたら後で追記します。
文句ばっかりになってしまったので、良かったと思うところも書いておきます
・タイヤを組んだ時、シーラントを入れたら一発でエア漏れが止まった
Yksionだと2~3日は少量のエアが抜け、すぐに安定しません
はめるのがキツかったからエアも漏れにくいのかな
・グリップは良いように感じる
コンパウンドが柔らかいのか、路面の砂を巻き上げます
タイヤも削れてカスが付着します
その分グリップしている感じアリ
これくらいかな?
「ミシュラン パワーロード TLR」・「iRC FORMULA PRO TUBELESS X-Guard」と使ってきましたが、私的には改めて「Mavic Yksion Pro UST2」の良いところを実感した感じとなりました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。