寒くなってきました。
ロードバイクを始めて、これから冬用の装備をそろえていく方もいるかもしれません。
安いものから高いものまで、今までに冬季のロードバイク用として使用したことのあるグローブ関連を紹介します。
皆様のグローブ選びの一助になればと思います。
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ユニクロ ヒートテックライナーファンクショングローブ
レビュー
このグローブは、ロードバイク1年目の冬に使用していました。
「DI2貯金」をしていたのでウェアに回す費用がほとんど無く、「ヒートテック」と「防風」に期待して、1,500円でこちらを購入。
最低限の出費でなんとか冬を乗り越えようと考えます。
表面はナイロン、裏地はフリース素材で防風のためにアルミ素材が挟んであるとのこと。
普段使いでの「ヒートテック」の性能は皆が知るところですが、真冬のロードバイク使いではどうなんでしょう?
使ってみての感想は、「30分ガマンできればポカポカ」です。
汗の水蒸気に反応して熱を生み出すので、発熱するまでにタイムラグがあります。
そのタイムラグ中でも気温5℃くらいまではガマンできますが、それ以下の温度帯ではかなり厳しいです。
ただ、気温がマイナスであっても、30分間ガマンするとポカポカになってきます。 それまでに指が痛くなるくらい冷えるけど・・・
このポカポカが発動すると、かなり暖かくなりグローブの中は汗ばんできます。
すごく寒いときは良いのですが、逆に少し暖かい日ではかなり不快になるくらいです。
ポカポカ発動の前後で手の暖かさがまったく違ってくるので、自分でいい塩梅にコントロールすることが難しいグローブでした。
まあ1,500円だからな
良い点
貧乏冬用グローブとしてはコスパはかなり良い 1,500円
ヒートテックの効果が発動するとかなり暖かい
指5本ともスマホ対応
良くない点
ヒートテックが発動するまでが寒い! 指が痛い!
外気温5℃以上でヒートテックが発動すると暖かすぎる
専用品ではないのでグリップ力や耐久性は無い
OGKカブト オーバーグローブ OVG-1W
レビュー
ロードバイク1年目の1月に、ヒートテック手袋の寒さに耐えられなくなって購入。
楽天にて4,419円
ユニクロのグローブでケチったのに、かなりの出費です・・・
「オーバーグローブ」の名のとおり、グローブの上から着けて寒さを防ぐという製品です。
手のひら部分は覆わないので、風が当たる指先と手の甲をガードして、手のひら部分の感覚は変わらないというコンセプト。
なのですが、使った時期が悪かったのか効果が感じられませんでした。
おそらく1月だと0℃近辺の気温だったはず。そんな温度帯で使う製品ではなかったようです・・・
山や峠の下りとかで使うものだったかな。 秋物のグローブを延命させて初冬にも使用するような使い方なら良いのかもしれません。
使い方は、指を入れてから手首のベルクロで固定します。
薬指と小指は同じ部屋なのですが、そこは思ったほど不自由さはありませんでした。
片手の装着には問題は無いのですが、この4本指になってしまった手でもう片方に装着するのが結構大変です。
落っことしちゃったり、指がうまく入らなかったりと、結構イライラします。
良い点
コンセプトは面白い
良くない点
マイナスの温度域では役に立たなかった
手にはめにくい
結構値段が高い ユニクロ分の値段を足して冬用グローブを買った方が幸せになれたかも
シマノ ウインドブレーク サーマル リフレクティブ グローブ
レビュー
ロードバイク1年目の3月に購入。
もう暖かくなりつつある時期だったので買う予定は無かったのですが、アマゾンでなぜか900円で売られていました。即ポチ。
「ニセモノかも」と疑うくらいの金額ですが、ちゃんと本物でした。
本来はそんな値段じゃ無いですよ。
素材はナイロンがメインで、手の甲の裏地にはアルミが貼ってあるようです。
2年目の冬シーズンから投入。ユニクロは卒業です。
シマノの適応温度の表によると10℃から5℃となっていますが、そのとおりに5℃以下だとだんだん指先がつらくなってきます。
0℃近辺では即 指が痛くなります。すごく寒い温度帯ではヒートテックの方が優秀です。
私的にはこのグローブでは、5℃までが限界でした。
秋から初冬用のグローブですね。
良い点
シマノ製 デザインも良い グリップも良い 耐久性もある
親指と人差し指はスマホ対応
900円で買った ユニクロより安い
良くない点
5℃以下ではつらい
R250 ウィンターハンドルカバー
レビュー
ロードバイク2年目の冬、シマノのグローブでは耐えられなくなり購入。
楽天にて 6,050円
これは、今までのグローブとは別次元の防寒・防風性能です。
中身は秋用のグローブでも真冬を超えられるでしょう。
その代わり異次元のダサさです・・・
このR250の製品はもう販売していないようなのですが、同タイプでもっと安いものも出ているようです。
見た目に耐えられるなら、かなりコスパは良いです。
最初の冬に思い切ってこれを買ってしまうのが、一番コストが掛からなかったのかもしれません。
良い点
とにかく暖かい 「寒くない」ではなく「暖かい」
中にホッカイロを入れることも可能 熱くなりすぎるのでやったことは無い
良くない点
ダサい
厳冬期とはいえ昼間は暑すぎる
都度の着脱が面倒
慣れるまでは手が不自由
パールイズミ ビジョン ウィンター グローブ VFG50
上記ハンドルカバーにより寒さ問題自体は解決したのですが、やっぱりロードバイクはカッコよくあるべきだと思う!!
もう少しシュッとしていて、暖かいグローブを再度検討します。
でも「そもそも5本指タイプではマイナスの温度域に対応できないのではないか」とも思ったり・・・
電熱線入りグローブも考えましたが、怪しい商品と怪しいレビューが多すぎて判断できず。 着脱も面倒そう・・・ バッテリーもすぐにヘタりそう・・・
だったら思い切って「有名メーカーの最上位のグローブを買ってやろう」と思い、「パールの一番高いやつ」を購入しました。
3年目の冬に購入 楽天で 10,560円
グローブでまさかの一万円越え、高い・・・
実際に使ってみると、高いけど価格相応の価値アリです。
これは寒くても指が痛くならない。 さすがパールイズミ
発熱して暖かくなるわけではないけど、以前のように指がちぎれそうに痛くなることはありません。
見た目も含めて、厳冬期はこの運用で落ち着きそうです。
一番寒くなる時期には、インナーに「ミズノ ブレスサーモストレッチフリースグラブ」を入れて使用しています。
良い点
0℃対応をうたっている通り防寒・防風性能が極めて高い
インナー着用でマイナス域でも使用できている
グリップ力が非常に高い
良くない点
値段がクソ高い
詳細記事はこちら ⇓
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【パールの一番高いやつ】パールイズミ ビジョン ウィンター グローブ
前シーズンまでは、厳冬期の防寒対策は「ウインターハンドルカバー」で決着がついていました。 完全に手を冷えから守ってくれています。 むしろ、ハンドルカバーの中のグローブは秋用でも何でもいいくらい。 ただ ...
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ロードバイクの冬用グローブ まとめ
私が今までに使用したロードバイク 冬用のグローブを紹介しました。
あらためて振り返ってみると、尖っているところがあってオススメできるのは
- ヒートテックグローブ
- ハンドルカバー
- パールの高いやつ
の3点かなと思います。
暑いのはガマンできても、冬の寒さは耐えられないときがあります。
いろいろ試して買ってみて、結果的に高くついてしまうことも・・・
皆様の冬のグローブ選びの参考になればと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。