毎年、ゴールデンウィークにロードバイクのオーバーホールをします。
といっても、あまり難しいことはできないので、バラシて掃除して再び組みなおす作業です。
ベアリングが逝っていないかの確認と、ボルト類がゆるまないように の意味もあります。
私は雨の日には乗らないし、路面が濡れているときも極力乗らないようにしているのですが、それでも1年分の汚れは結構溜まっています。
ビフォー/アフターを写真で紹介していきます。
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オーバーホールで清掃
手が入る部分は毎週キレイにしているつもりなんだけど、奥の方は結構汚れています・・・
この機会にキレイにしておきましょう。
フレーム
フレームはチェーンリングやブレーキの裏など、手が入らない箇所が特に汚れています。
チューブレスタイヤのパンクでシーラントが吹き出した時のゴム状の物体も付着しています・・・
フレームとフォークの状態にバラシて、カーシャンプーで水洗いし、「バリアスコート」でコーティングします。
BB
BBはグリスが汚れを呼び込んでスゴイことになっています・・・
1年間見て見ぬふりをし続けてきましたが、ついに外して清掃します。
ベアリングもまあまあ大変なことになっていましたが、後述します。
FD
FDは裏側や奥まったところがホコリまみれです。
シーラントの被害も若干被っている。
アルカリ電解水とブラシで清掃します。
RD
RDもホコリまみれなので、FD同様に清掃していきます。
ビッグプーリーもスゴイことになっていますが、これは別記事で。
チェーンリング
チェーンリングのアウターは毎週キレイにしているのですが、インナーは手が入らないのでずっと放置していました。
オイルのカスが輪どってしまっていますね。
裏側も清掃します。
走行10,000kmちょっとでこれくらいの歯の摩耗具合です。
ブレーキ
特にリアブレーキがシーラントの洗礼を受けていて、中までネバネバになっています・・・
綿棒を駆使して念入りに清掃します。
バラスと元に戻せなくなりそうなので、そのままでなんとかキレイにしていきます。
オーバーホールで特にグリスアップ
リアホイールのフリー
フリーのギアには、マビックのインスタントドライブ360専用のグリスを使用します。
前回いつ交換したのか思い出せないくらいなので、今回グリスを塗りなおします。
とは言っても難しいことは無く、フリーをスポッと引き抜いて、中のギアの古いグリスを拭き取ってから新しいグリスを塗りなおすだけです。
結果、劇的にラチェット音が静かになりました。
ここの音が大きいということは中のギアが削れやすくなってるんじゃないかなと思います。
今回のオーバーホールで一番効果が実感できた箇所かも。
高いものでもないので、これからは一年に一回は必ず交換しよう。
BB
BBは汚いながらもスルスルと回っていたのですが、ベアリング内のグリスを洗い流すにつれてどんどんゴリゴリに・・・
手で回せないくらいの引っかかり感になってしまいました。
ベアリングを打ち出す工具は持っていないので、BBにくっつけたままパーツクリーナーをノズルで吹き付け、ベアリングを少しづつ回転させて汚れを流していきます。
豪快にパークリを消費し、ある程度スルスルになりましたが、なんかちょっと引っかかりがあるんだよねー。
細かいゴミなのか? ベアリングのボールが傷ついてしまったのか?
グリスを入れたらほぼスルスルになる程度なんだけど気になります。
次回でBBは交換かな? とも思います。
洗浄後はグリスを封入していきます。
ベアリング上にグリスを盛り付け、指で中に押し込んでグリグリ回転させる。
この作業をもう入らなくなるまで行います。
青いシールを戻し、はみ出したグリスを拭き取って完成です。
ヘッドベアリング周り
ヘッドベアリング周りは全く問題なし。
上下ベアリングともに引っかかりも無くヌルヌルです。
手がグリスでベトベトになってしまうので写真も無し・・・
古いグリスを拭き取って、ホコリ防止のために新しいグリスをもりもりに入れて元に戻します。
オーバーホールで交換
チェーン・クイックリンク
チェーンは約4,500kmで交換。
チェーンチェッカーが入るほど伸びてはいないんだけど、1年に1回は交換かなと。
クイックリンクも手で着脱できるようになっちゃってるので交換します。
スプロケ 3枚
リアのスプロケは、多く使用しているであろう3枚のみ交換しました。
6速目 17T / 7速目 16T / 8速目 15T の3枚。
微妙にケチりました・・・ というのもあるし、カセットで入手困難だったので。
関連記事はこちら⇒ 【ケチケチ】カセット買わずにスプロケ3枚だけ交換
ブレーキアウター
ここは完全にイメージチェンジで色を変えたかっただけ。
ニッセンケーブルのシルバーからミントグリーンに変えました。
ビアンキっぽい感じに。
まとめ
1年ぶりのオーバーホールをして、各部の清掃・交換を行ったという話でした。
決してセルフでのオーバーホールを勧めるものではありませんが、1年間でこれくらいの汚れは各部に溜まっています。
破損個所やボルトのゆるみも見つけられたりするので、たまにはショップにオーバーホールを依頼してみると良いのではないでしょうか?
安心にもつながるし、何よりピカピカの状態は気持ちいいですよ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。