パーツレビュー

【レビュー】ロードバイクに革サドル【ブルックス スイフト クローム】

【ブルックス】 というメーカーの 【スイフト クローム】 という革サドルをロードバイクに取り付けて使用していました。

今までにいろいろなサドルを試してきましたが、座骨が痛くない度はダントツの一位です。

ただ、ロードバイクには向いていない点も多くあります。

「ロードバイクに革サドルはどうなんだ?」というところをメリット・デメリットを含めて紹介します。

  

  

  

【ブルックス】の革サドル

スイフトクローム

ブルックスとは

BROOKS(ブルックス)とは、イギリスの老舗サドルメーカーです。

1800年代から馬の鞍や皮革製品を扱っており、そこから自転車やオートバイのサドルやアクセサリーを生産するようになりました。

今では革サドルといえばブルックスというくらいに有名なブランドとなっています。

  

革サドルとは

文字のとおり材質は牛の革です。

革の厚さは約5mm。

天然素材で着色されており、革製品としては非常に贅沢な作りです。

  

前後のフレームで革を突っ張っているような作りとなっており、中央部分にはフレームは入っていません。

ハンモックのような構造ともいえますが、その硬さはハンモックとは対極にあります。

購入したばかりの革サドルは非常に硬く、指でノックすると「カンカン」と硬質な音がします。

  

  

【ブルックス スイフト クローム】を購入

この前に使っていたサドルに問題があったわけでもありませんでしたが、「革の形が慣れたらお尻に完全にフィットする」「慣れたらサドルの感覚がなくなる」というレビューに惹かれて購入を検討し始めます。

ブルックスの革サドルといっても様々なシリーズがあり、さらにカラーや穴の有無などで多くの種類となります。

シリーズによって革の馴染みやすさも異なるようです。

ネットで情報を集めましたが、ロードバイクに革サドルを取り付けている人はほぼいませんでした。

ふつうはクラシックなバイクに合わせたりしますよねー。

そんな数少ないレビューをもとに、比較的シュッとしているスタイルの【スイフトクローム】を選定しました。

  

2019年4月に楽天にて購入、16,178円でした。

結構高かったのですが、いまはもっと高くなっているようです。


  

  

【ブルックス スイフト クローム】のメリット

自分の尻に馴染む

本当に自分のお尻の形に変わっていきます!!

はじめはカチカチのきれいな形のサドルですが、徐々に細かいしわが入っていき、お尻に馴染むようになります。

急に革が柔らかくなるわけではなく、カチカチのままで変形していく感じです。

自分だけの形状に変わっていく感覚は、革のメンテナンスも含めて育てている感があって楽しいです。

他の革製品にもちょっと通じるところがあると思います。

  

乗り心地が良い

たたいてみるとカチカチの革なのですが、見た目とは裏腹に乗り心地が良いです。

サドルの前後でのみ保持されている革が適度にしなり、振動を吸収しています。

全然柔らかくも無いので、底付きなどとも無縁です。

このサドルで、「柔らかい=乗り心地が良い」ではないことを勉強しました。

  

座骨が痛くない

これが私にとっての一番のメリットです。後からわかったんですけどね。

お尻の形状に合わせて革が変形しているので、お尻に接している面全体に荷重を分散させて受けているのだと思います。

おかげでどこか一点に荷重が集中することが無く、座骨も痛くなったりしませんでした。

ただ、使用しているときは「あー座骨が痛くないなー」と思うことは無く、特に意識することなく使っていました。

自分に合っているサドルとは、良いとか悪いとかを意識することなく自然に使えているサドルなのだと思います。

  

  

【ブルックス スイフト クローム】のデメリット

革が馴染むまでが地獄

「革が馴染むまでが地獄 」とか「拷問椅子」とか聞きますが、想像していたほどではありませんでした。

馴染むまで3カ月とか半年とかいわれていますが、私は平日毎日乗って1カ月かからないくらいでいい感じになりました。

体重が重いからかな・・・

乗る頻度が少ない方や、体重が軽い方は革が馴染んでいい感じになるまでの期間が長くなるのかもしれません。

期間に差はありますが、この馴らしの時間が必要となります。

  

重量が重い

サドル重量 510gです

これだけで、半分くらいの割合の方は「無理ー」となるのではないでしょうか。

山に行かれる方は無しでしょう。

しっかりとした革を使っているので、やはり重量は重くなります。

私は「500g痩せればいいんでしょ」という考え方でした。痩せてないけど・・・

  

滑る

革製品なので表面がツルツルです。

カチカチでツルツルな感じです。

前サドルがファブリック地で全然滑らなかったこともありますが、硬いことよりも滑ることのほうが違和感が強くありました。

革が馴染んできて、お尻のポジションのようなものができてくると、少し安定してきます。

  

革の入れが必要

「雨にぬらしてはダメ」だったり「革用のクリームを定期的に塗る」など独特のメンテナンスルールがあります。

特に水は厳禁のようで、購入した【スイフト クローム】にはサドルカバーが付属してきました。

  

また、クリームにて革の表面のメンテナンスが必要です。

まさに革靴や革財布のメンテナンスと一緒です。

私はサドルと一緒に【ブルックス】の専用のクリームを購入しました。

このクリームはちょっと柑橘系のようないい匂いがして、私は好きな作業でしたけどねー。

  

前立腺が圧迫される

これが私にとっては一番のデメリットでした。

「サドル探しの旅は終わった」と思っていたくらい文句なしだったのですが、ロードバイクに慣れるにしたがって前傾が強くなってきたようです。

だんだんと違和感を感じるようになり、ライド後には毎回しびれるようになってしまいました。

これはヤバいやつなのでは・・・

前立腺部分にはそんなに体重がかかるわけでもなく、硬いわけでもないので革も馴染みようがありません。

これ以外は非常に気に入っていたのですが、我慢して乗れる感じでもなかったので新たな「サドル探しの旅」に出かけることとなりました。

ここまでとは比べものも無く長い旅になります。

  

  

【ブルックス スイフト クローム】のせいで穴開きサドル沼に入る

【スイフト クローム】 に穴を開けてみたがダメ

前立腺問題を解決するために、穴あきサドルを物色し始めます。

が、「スイフト クロームに穴が開いていればいいんじゃないか?」「どうせこのままだと乗り続けられないんだし」と思い、他のモデルをまねて穴を開けてみます。

「もったいない気がするけど、これで解決すれば一番もったいなくない」だろうと・・・

ダメでした。

前立腺の圧迫自体は弱まりましたが、カットしたエッジの部分がすごい違和感です。

結果、非常にもったいないことになってしまいました。

あーあ 穴開けなきゃよかったなー・・・

  

【ブルックス カンビウム】を買ってみたがダメ

この後、穴あきサドルを5個買います・・・

長くなっちゃうのでこちらの記事もご覧ください

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【サドル沼からの脱出】3年間でサドル9台目

【サドル沼】という恐怖の言葉があります。 自分のおしりに合うサドルを探し続けて、抜け出せなくなることから来た言葉です。 今、ロードバイク4年生ですが、サドルは9台目です。 私のサドル遍歴を私の採点とと ...

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穴あきサドルもなかなか難しいです。

どの穴あきサドルも前立腺圧迫の問題は解消するのですが、穴で逃げた体重のツケがどこかに回ってくるらしく、今度は座骨の痛みに悩まされます。

座骨が痛くないサドルのNo.1は今でも【スイフトクローム】です。

じゃあ同じブルックスが出している穴あきタイプの【カンビウム】なら両方の悩みを解決するのではないか?

購入したカンビウムはこれです


結果はダメでした。座骨の痛みに関していえば今までで一番ダメ・・・

乗り方と合っていないのでしょう。

  

今現在(2021年8月)は【スペシャライズド パワーミミック サドル】に落ち着いています。

それでも、座骨の違和感の無さに関しては 【スイフトクローム】 のほうが上です。(何度も書きますが)

  

【セラアナトミカ】 が気になっている

今はサドル選びは落ち着いてはいるのですが、別メーカーの革サドルである【セラアナトミカ】もちょっと気になっています。

これです


  

【セラアナトミカ】 の革サドルは【ブルックス】とは違い、最初から柔らかく長期の馴らしが不要です。

座面の穴も大きくはありませんが、長く切られておりよさそうな気がします。

またしてもロードバイクに取り付けているというレビューは見当たりませんが・・・

その代わり、柔らかめの革が伸びていってしまい2~3年という寿命があるようです。

サドルなのに寿命が・・・

【スイフト クローム】を購入したころは「寿命のあるサドルに2・3万円は無いわー」と思っていましたが、 金銭感覚が崩壊してしまっている今は「それも有りかな」となっています。

買っちゃうかもね

  

  

まとめ

ブルックスの革サドル【スイフト クローム】を紹介しました。

メリット・デメリットは次のとおりです。

  

〇 【スイフト クローム】のメリット
自分の尻に馴染む
・乗り心地が良い
・座骨が痛くない

△ 【スイフト クローム】のデメリット
・革が馴染むまでが地獄
・重量が重い
・滑る
・革の入れが必要
・前立腺が圧迫される
 

前立腺の圧迫感さえ無ければ、最高のサドルでした。

私は今でも、ロードバイクに革サドルは「アリなんじゃない」と思っています。

  

  

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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