ELVES Falath EVOというロードバイクを購入しました。
正確にはロードバイクのフレーム。
このメーカーでは完成車は無くすべての車種がフレームでの販売となります。
揃えたパーツを自分で組み立てていきます。
- フレーム ELVES Falath EVO 54サイズ 新規購入
- ホイール ELVES OROME VALAR TH50D 新規購入
- コンポ SHIMANO 105 Di2 前車から移植
- ブレーキ GROWTAC EQUAL 新規購入
今回は【その2 ブレーキ・内装ハンドル取付 編】です。
フロントブレーキ 仮止め
メンテスタンドにフレームを取り付けて組立を進めていきたいのですが、アクスルを固定するタイプなのでまずはフォークを組み立てなければなりません。
フロントのブレーキアウターもフォークに通したいので、だいたいの位置決めのためフロント用のEQUALを仮止めします。
ブレーキ台座の上下入れ替えで、ローター140mm/160mmが選択できます。
私はフロント160mmにしました。
ヘッド周り組立
フォークにクラウンレースを取り付け。
はめ込むだけです。
フレーム下側には赤色のヘッドベアリング。
フレームの精度が良いので、するっとはまりガタも無し。
よい感触です。
グリスアップしておきます。
フレーム上側には黒色のヘッドベアリング。
こちらもたっぷりとグリスアップしますが、通したアウターやライナー管に付着して早くもベタベタになります・・・
この辺の作業が素人っぽい・・・
フォークを通してから、Cリング・トップカバーの順に取り付けます。
「専用じゃないハンドルを使用するときに使うトップカバー」を仮でかまして、抜け防止に手持ちのステムを90°曲げて固定しておきます。
これでメンテスタンドに乗せることができました。
本当はDB車を乗せるにはメンテスタンドにも若干加工が必要だったんだけど、別記事で書きます。
ケーブル類を通す
エレクトリックワイヤーとリアのブレーキアウターを通していきます。
エレクトリックワイヤーは、あらかじめライナー管が通してあるので楽勝です。
ブレーキアウターは固い・・・
固いのですが、こちらもあらかじめ通してある「熱収縮チューブ」みたいな見た目のチューブを使って通していくと、何とか通っていきます。
この「熱収縮チューブ」みたいな見た目のチューブは優秀です。
ちなみにEQUALブレーキには「ハードアウター」と「ソフトアウター」の2種類が入っています。
説明書には基本ハードで組んで、どうしても曲げがきつく通しにくい箇所にはソフトを使えと書いてあります。
が、メカニック系のブログやSNSを見ると大抵フルに「ハードアウター」で組んでいます。
まあ、この方たちはプロなんですけどね・・・
確かに途中で違うアウターを継ぎ足したらトラブルの素となりそうなので、私も真似してフル「ハードアウター」で組み立てます。
これが固い・・・
ちょっと例えるものが無いけど、胃カメラとかよりぜんぜんしなやかでは無いし、これで殴られたら怪我をするレベルの固さです。
頑張って通していきましょう。
音鳴り防止用のスポンジチューブも2本、フレームに入っています。
エレクトリックワイヤー用とリアアウター用です。
コンポは12速のDi2ですが、機械式ブレーキなのでSTIは無線ではありません。
STI-バッテリー間もエレクトリックワイヤーを通します。
ケーブル類の通線は完了です。
リアブレーキの仮止め
リアブレーキアウターの長さも決めておきたいので、リアのEQUALを仮止めします。
EQUALにたくさん付属してくる取り付けネジの中から適当なものを使用します。
内装ハンドルの取付
さあ、今回の組立の中で最大の鬼門です。
問題は「内装ハンドルの取付」というより、「クソ固いブレーキアウターを2本もハンドル内を通せるのか?」です。
後からだと入らなくなりそうなので、エレクトリックワイヤーを先に通しておきます。
ここまでは楽勝。
「組立中のハンドルをどうやって固定しておこうか?」「上から吊り下げる?」とか考えていましたが、ブレーキアウターだけで自立する・・・
ブレーキアウターを引いてはハンドルを押し込み、引いては押し込み を繰り返していきます。
とても素手では耐えきれないので、イボイボ軍手でグイグイ引っ張ります。
先に入れたエレクトリックワイヤーが巻き込まれて断線しないかと心配するレベルの強さで力を掛けます。
優秀と思ってガイドとして入れていた「熱収縮チューブ」みたいな見た目のチューブは序盤で早々にちぎれてしまいました・・・
残骸がハンドル内に残って取れなくなっています・・・ 使わなければよかった・・・
小一時間の格闘の末、やっと奥まではまりました。 手が痛い・・・
途中で気付いたんだけど「専用じゃないハンドルを使用するときに使うトップカバー」は、ハンドル内にワイヤー類を通す前に外しておかないとダメでした。
外せなくなっちゃった・・・
でも、結構ハンドル内にブレーキアウター入れちゃったし。
樹脂製なのでニッパーでチョン切ってしまいました・・・
この部品はどうせ使わないしね・・・
ハンドルからアウターを抜いてもう一回やり直す方がダメージが大きい・・・
鬼門 1つクリアーです。
エレクトリックワイヤーは切れてないか本当に心配だったので、このままコンポをつないでテストをしました。
大丈夫でした 良かった。 もうやり直したくない・・・
内装ハンドルはスッキリしていてカッコイイです。
が、反面メンテ性は最悪です・・・
これ、STIの長さでカットしちゃったら、もう二度と組み直せないんじゃないかな・・・
【Falath EVO/105 Di2】を自分で組み立てる【その2 ブレーキ・内装ハンドル取付 編】でした。
最大の難関は突破した感じです。
次回はこちらも初体験で心配な ディスクブレーキ周りの組立や調整 です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。